ビル・ディアクセン、シニア・バイス・プレジデント、ディズニー・バケーション・クラブ&アウラニ
ディズニー・バケーション・クラブのYouTubeシリーズには、バケーションの合間に(あるいはバケーション中に)メンバーを楽しませてくれる「ディテール発掘(Details We Dig)」シリーズがあり、そこでは、ディズニー・ファイル・マガジンのスタッフが、近所の名所でお気に入りのディテールや伝説、裏話を紹介しています。メンバーだけでなく、自他共に認める、目からウロコのシリーズです。
例えば、このシリーズを見る前に、ディズニー・ウィルダネス・ロッジのロビーにある松の木の上に彫られた動物たちが、太平洋岸北西部に生息する動物たちの標高を表すために縦にずらされていることは、私にとっても初耳だったのです。
また、ディズニー・サラトガスプリングス・リゾート&スパの「ウィナーズ・サークル」にあるブロンズ像の馬にまたがっている騎手が身にまとっているシルクには、このリゾートが7番目にオープンしたことを記念して、数字の「7」が描かれているということも、YouTubeのラビットホールに落ちる(コンテンツをどんどん観る)前は気づきませんでした。
そして、このシリーズがなければ、ディズニー・オールド・キーウエスト・リゾートのウォーターフロントにある船舶信号旗に「おかえりさない(WELCOME HOME) 」と刻まれていることにも気づかないままだったかもしれません。いや、そうですね。これについては知っていたことは認めます。
でも、実は、これらのディテールを仕掛けているビジョナリーたちは、必ずしも誰もがこれを見抜くことを期待しているわけではありません(ただし、ディズニー・バケーション・クラブのメンバーの皆さんが誰よりもそれを見抜いてくれていることは、ディズニー・イマジニアたちも強く認識していますが)。
では、なぜディテールにまでこだわるのでしょうか。それは、このディテールは、大抵の人には気づかれないかもしれませんが、なければないで何か物足りなさを感じるはずだからです。それは、ウォルト・ディズニー自身から始まったストーリーテリングの手法であり、リサーチから始まり、何層もの意図に包まれた「信じられないほど信じられる」世界を創り出すという永続的なコミットメントに基づく「場づくり」の伝統です。つまり、もっとも細かなディテールにも何か目的があるのです。
このアプローチがより顕著に表れている場所が、ディズニー・バケーション・クラブの中で一番新しい「ディズニーランド・ホテル・ヴィラ」です。ディズニー・バケーション・クラブの新タワーは、ディズニー・アニメーションから絶え間ないインスピレーションを受け、ディズニー・ストーリーのルーツとなる歴史的なロケーションにふさわしい、芸術的なディテールを備えています。次のページからは、ディズニー・アニメーションのアートワークの数例を取り上げ、この待望のリゾートでこれらがどのように活かされてれているのか、そのディテールを今回初めてご紹介します。
ディズニー・ファイルのスタッフがカメラクルーを用意してくれているはずです。ここではディテールを徹底的に掘り下げていくことになりそうです。早く皆さんに見ていただきたい!という思いでいっぱいです。
12月7日のコンドミニアム組合総会:12月7日にディズニー・コンテンポラリー・リゾートで開催予定の、全コンドミニアム組合を対象とするコンドミニアム組合総会の詳細については、disneyvacationclub.comでご確認ください。