ディズニーランド・リゾート:この秋、メンバーの皆さんのバケーションの選択肢を広げるために、今まさに実体化したタワーが登場する予定です。 ディズニーランド・ホテル・ヴィラは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの作品を生み出した先見の明と、それらの作品が誕生するまでのクリエイティブなプロセスなど、ディズニーストーリーテリングの不朽の遺産を讃える施設です。古典的なアニメーションと現代的なデザインが融合されたヴィラのインテリアには、ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーの歴史的な作品(ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーを紹介するメンバー向けの新作映画については11-14ページをご参照ください)と、この新しいディズニー・バケーション・クラブ・リゾートのために制作されたオリジナルの作品が使用されています。ここでは、『眠れる森の美女』と『プリンセスと魔法のキス』をモチーフにした新しいデラックス・スタジオのアートワークの一部をご紹介します。デラックス・スタジオは、2名から最大12名まで宿泊可能な、タワーの中で幅広い対応のできる宿泊施設のひとつです。(タワー内のその他の宿泊施設や共有スペースについては、次号以降の「ディズニー・ファイル・マガジン」でフォトツアーとしてご紹介します。)
原案 ミ 2023年秋にオープン予定。備品および家具類は変更される場合があります。景色はお部屋により異なります。
『眠れる森の美女』をテーマにしたデラックス・スタジオのベッドの上にあるカスタムデザインのライトボックスは、映画の象徴であるお城に敬意を表しており、「カラースクリプト」(各映画の感情の動きやストーリーアークに合わせた色のコレクション)からインスピレーションを得たタワーの数あるディテールのひとつとなっています。また、ソファの後ろにある折りたたみ式のベッドは、閉じた状態では映画の城のタペストリーをイメージしたトーン・オン・トーンのエレガントなアートワークが施され、開くと、本特集の前のページで紹介したオーロラ姫の安らかな姿が現れるようになっています。このリゾートのために特別に制作されたこの画像は、ディズニー・レジェンドのメアリー・ブレアとアイヴィンド・アールの象徴的なアートスタイルからインスピレーションを得ています。
『プリンセスと魔法のキス』を祝したデラックス・スタジオ内部は、同映画のミュージカルシーン「夢まであと少し(Almost There)」(本誌の表紙を拡大したもの)からインスピレーションを得て、ベッド上のライトボックスをカスタムデザインしています。デラックス・スタジオの折りたたみベッドを開くと、ウィッシング・スターの光の中でレストランの夢を見る幼いティアナと、それを見守る両親の穏やかな姿が描かれているのです。
ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーに保存されているオリジナル作品を忠実に再現した歴史的な作品を集めた「アートウォール」があり、ベッドからの眺めも同様に物語に彩られています。各壁の3つの作品は、モノクロのスケッチからカラー・デベロップメントアート、そして完成品に至るまで、アーティストの創作過程を祝うようにデザインされています。例えば、『眠れる森の美女』をテーマにしたデラックス・スタジオに飾られた作品は、フィリップ王子とオーロラ姫、森の仲間たちのサイズ比較スケッチ、善良な妖精フローラ、ファウナ、メリーウェザーのカラー・デベロップメントアート、オーロラが新しい一日に目覚める完成スチールと、様々です。
また、『プリンセスと魔法のキス』のデラックス・スタジオのアートウォールには、ティアナが両親に抱かれているスケッチや、ニューオリンズの文化の温かさを表現したカラー・デベロップメントアート、ティアナがバイユーで幸せに暮らす完全画像(写真なし)などが展示されています。
バスルームの鏡に映るご自分の姿を眺めていると、ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーに保存されているコレクションの中から、『眠れる森の美女』のアイヴィンド・アールのデザインした森や『プリンセスと魔法のキス』のママ・オーディのバイユーの家をモチーフにしたフレームアートが「背景」として使用されていることがお分かりいただけるでしょう。
デラックス・スタジオのクローゼットには、もう一つのサプライズが待っています(といってもこれを読んでいる皆さんにはサプライズにはなりませんが)ディズニーのイマジニアが、このテーマにぴったりなカスタムメイドのアートワークをこの中に隠しているのです。