マーク・ハイランド(Mark Hyland)レクリエーション・キャストディズニー・ヒルトンヘッド・アイランド・リゾートにて
ジル・チャボット:
ディズニー・ファイル・マガジンは、メンバーシップ・マジックの最も重要な柱の一つであり、#ThatMagicalFeelingを後押しするディズニー・バケーション・クラブのキャストにスポットを当てたプロフィールシリーズ「メンバーシップ・マジック・メーカー」をお送りします。今回のスポットライトは、ディズニーの魔法に限界はないことを身をもって知っている、ディズニー・ヒルトンヘッド・アイランド・リゾートのレクリエーション・キャスト、マーク・ハイランド(Mark Hyland)さんです。
サウスカロライナ州の海岸沿いに位置するディズニー・ヒルトンヘッド・アイランド・リゾートは、南部の魅力の息吹を感じさせます。こののどかな島の隠れ家は、毎年バケーションの恒例行事として戻ってくるメンバーだけでなく、マークのような献身的なキャストにとっても、まるで故郷のような場所です。
ロサンゼルス警察で33年間勤務したマークは、警察を退職して1か月後にディズニーの夢を追いかけ、ヒルトンヘッド・アイランドに永住を確立し、2019年にキャスト・メンバーとして正式に就任することになりました。それは単にキャリアの新しい章が始まったというだけでなく、ライブオークロッジ(この夏、15-16ページの「ヘルメットレポート」で紹介した改装プロジェクトが行われたリゾートのロビー)に初めて足を踏み入れたときから大好きだった場所に、「ホーム」として戻ってきたような気がしたのです。
「ヒルトンヘッドを『魔法の国』と表現するのは謙遜に過ぎません。ゲストとキャストの間には、親しみのある空気が流れていました」マークは、2014年に初めて滞在したときのことを振り返り、他の場所での休暇を取ることが少なくなったことを述べました。「そのうち、妻もどのリゾートに行きたいか聞かなくなりました。私の答えがわかっていたのです。」
2008年からディズニー・バケーション・クラブのメンバーのマークは、リゾートのキャストに加わるという自分の夢を追いかけヒルトンヘッドに戻ったとき、キャスト・メンバー数名の直筆サインが入った特別に作られた「ウェルカム・ホーム」ポスターでマークの家族を出迎えてもらったことを明かしました。長年にわたるバケーションの思い出や印象に、マークは「マジックメーカーの名前とキャストの親しみやすい顔を簡単に一致させることができる」と語っています。
「ディズニーの名札の裏には、ディズニー・バケーション・クラブの家族のために、それ以上に貢献しようとする人がいます。そして、それこそが、私が考えるヒルトンヘッドのチーム、家族なのです。」「それが、私がキャストになるために、アメリカ大陸を横断して2,400マイルを移動した理由のひとつです。そして今、私は魔法を使っていますが、私のモチベーションは、ディズニー・バケーション・クラブの一員であろうとなかろうと、ゲストを宝物のように扱うことであり、これからもずっとそうあり続けるでしょう。」
ヒルトンヘッドには、12マイルに及ぶ絵のように美しいビーチや何マイルも続く海、心地よいキャンプファイヤーや温水プールなど、ローカントリーのリゾートは、宿泊施設やアクティビティが豊富に揃っていることでも知られています。
一度の滞在で、マークと何度もすれ違っても不思議ではありません。ディズニー・ビーチハウス(海をテーマにしたクラブハウス)への送迎、プールやスパのライフガードスタンド、レンタサイクルのサポートなど、リゾート内のさまざまな場所で活躍する多彩なマジックメーカ―です。あるいは、島時間になると、ビーチフロントにバイクを走らせるマークがいるかもしれません(彼自身、ヒルトンヘッドのバケーションでは、ほとんどの朝をこうして迎えているそうです)。
「私にとって、この仕事は楽しいものです。何一つ仕事とは思っていません。そして、一番の魅力は...ゲストのために特別な魔法をかけることができるんです」と、マークはあるシフトの中で特に「素敵な」瞬間があったことを話してくれました。「2か月ほど前、プールデッキで午後のひとときを楽しんでいるご家族にトラベルベビーベッドをお持ちしました。セッティングが終わると、両親は大喜びで、より快適に過ごせるようになったと安心していました。ただ、もっと喜んで頂きたかったので、上のお子様お2人にはドールホイップを無料で提供しました。そして、その笑顔を見ること...それがキャストの最高のモチベーションになるんです。」
ディズニーのささやかな違いが、魔法の絨毯に乗ってどこまでも続くダイヤモンドの空を駆け抜けるように、バケーションを「魔法のような」から「言葉では言い表せない」ものへと変えていくのです。また、マークがそうであったように、メンバーをメンバーシップ・マジックに専念するキャストに変えてしまうこともあります。
メンバーシップ・マジック・メーカーのプロフィールは、メールマガジン「メンバーシップ・マジック・インサイダー」、ディズニーパークスブログ(DisneyParksBlog.comの「ディズニー・キャストライフ」セクション)、およびディズニー・ファイル・マガジンの各号で、毎月ご紹介していきます。