クイッククイズ:ディズニーランド・ホテルと「オーナー」を共有した最初の有名な犬の名前を挙げてください。いいえ、プルートではありません。仮にグーフィーが犬だということに同意できたとしても、彼のことでもありません。答えは、テレビドラマでお馴染みの「ラッシー」です。 びっくりされるかもしれませんね。『名犬ラッシー』はディズニーの作品ではないのですから。
でも、それはディズニーランド・ホテルも同様でした。もともとは、1955年にラザー・アルヴァレス・ホテル社の所有で開業したのです。「ラザー」はテキサスの石油王で後にハリウッドのプロデューサーになったジャック・ラザーのことで、「アルヴァレス」はアメリカのテレビ界で初めて女性CEOとなったマリア・ヘレン・アルヴァレスのことです。少人数の投資家グループの一員として、この二人は資金難に陥ったウォルト・ディズニーの要請を受け、ホテル建設に乗り出しました。ディズニーはラジオ・テレビ司会者であるアート・リンクレターを始めとする著名な友人たちに、この場所の開発や所有を持ちかけましたが、説得できませんでした。(しかしながらリンクレターは、ディズニーランド・パークの開園記念祭で生中継の司会を務め、その数十年後には、ディズニー・バケーション・クラブ・メンバー・クルーズで史上初のゲスト・プレゼンターとなり、今日まで続くメンバー向けエンターテインメントの伝統を作りました。話は、ディズニーランド・ホテルに戻りますが…)
ジャック・ラザーが1958年にホテルの単独オーナーとなりましたが、その30年後、ウォルト・ディズニー・カンパニーが、一時は『名犬ラッシー』『ローン・レンジャー』などの売却後放映権を保持していたエンターテインメント企業であるラザー・コーポレーションを買収し、この施設を正式に所有することになりました(「ラッシー」が今、どこで暮らしているのかはわかりませんが、他の有名な犬たちとともに自由に野原を駆け巡っていてほしいと思っています)。
そして今、ディズニーランド・ホテル・ヴィラのオープンに合わせて、ディズニー・バケーション・クラブのメンバー様は、この歴史あるホテルの多彩な「オーナーシップ」ストーリーの最終章を執筆し、すべての始まりであるディズニー・リゾートホテルを「我が家(ホーム)」と呼ぶことになります。
ディズニー・ファイル・マガジンのスタッフ一同は、皆さんの新しいお住まいのバーチャルツアーをこの先のページでお楽しみいただき、「地球上で最も幸せな場所」で、喜びとインスピレーションに満ちた日々を末永く過ごされることを願っております。
Welcome home,
ライアン・マーチ(Ryan March)
ディズニー・ファイル編集者
重要情報:テーマパークへの入場は不動産所有権の一部ではなく、別売りのチケットが必要です。本誌でご紹介するオプションの一部は、メンバーシップ・エクストラの一部で付随的特典です。この特典を受けるためには、新規メンバー様がディズニーから直接購入し、バケーション ポイントを150以上蓄積し、維持していることが条件となり、これらの特典は使用状況に応じてのご提供となり、変更や終了される場合、また別途料金がかかる場合があります。多くのメンバーシップ・エクストラは、有効なディズニー・バケーション・クラブのデジタル・メンバーシップ・カードとそれに対応する有効な写真付き身分証明書でメンバーであることを証明する必要があります。詳しくは、http://www.disneyvacationclub.com/jpmemextraspolicyをご覧ください。