ジル・シャボウ(Jill Chabot)
ディズニー・ファイル・マガジンは、メンバーシップ・マジックの最も重要な柱の一つであり、#ThatMagicalFeelingを後押しするディズニー・バケーション・クラブのキャストにスポットを当てたプロフィールシリーズ「メンバーシップ・マジック・メーカー」をお送りします。今回のスポットライトは、ディズニーランド・リゾートのディスカバリースタジオでアソシエイト・コーディネーターを務めるタキ・パパダトスです。彼の世界クラスのサービスとコミュニティへの奉仕が、ディズニー・バケーション・クラブで長年のキャリアを積むことに繋がりました。
最近オープンしたディズニーランド・パークのトゥモローランドにあるディズニー・バケーション・クラブ・スタービュー・ステーションーメンバーラウンジ、そして今秋にはディズニーランド・ホテル・ヴィラがデビューしたことで、すべての始まりであるディズニーという目的地は、さらに多くのゲストをメンバーシップの魔法に引き寄せています。そして、多くのディズニーランド・リゾートのゲストにとって、メンバーシップへの旅はスタマティ(タキ)・パパダトスのようなメンバーシップ・マジック・メーカーたちのホームである、リゾートのディズニー・バケーション・クラブのディスカバリースタジオから始まります。
スタジオのアソシエイト・コーディネーターの一人として、タキは家族を「我が家」に迎え入れ、モデルルームが常に「いつでも見せられる」状態であることを保証します。
エチオピア生まれでギリシャ系のタキの一家は、1958年に南カリフォルニアに移住しました。新たに発見したディズニーのルーツと、ウォルトの「地球上で最も幸せな場所」という進化し続けるビジョンをすぐに受け入れたタキは、日曜日の夕方のほとんどを「ディズニー」を知るために費やし、テレビ番組「ディズニーの素晴らしい世界」にチャンネルを合わせました。
タキは、あるエピソードに引き込まれたときのことを振り返っています。1968年公開の『ディズニーランド:パイレーツ・オブ・カリビアンから明日の世界へ』では、17世紀のカリブ海の島々への、新しく造られた危険な航海を紹介していました。このエピソードでは、タキのようなディズニー・ファンを略奪海賊の物語に引き込み、ディズニーランド・リゾートとウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでいたずら好きな足跡を残し続けている、冷酷なアニマトロニクスの盗賊たちのオリジナル・コンセプト・アートとフィギュアが公開されました。
「ウォルトのクリエイションには圧倒されました」とタキは回想します。「あの頃から、ここが特別な場所だと分かっていたし、その一部になりたいと思っていました」
イノベーションやストーリーテリング、歴史をこよなく愛するタキは、ディズニーの興味深いエピソードを数多く知っていて、それらの逸話をゲストやメンバー様と分かち合うのを楽しんでいます。彼のお気に入りは、カリフォルニア州バーバンクにあるチームディズニー・ビルディングの裏話です。
「この設計が決まったのは偶然じゃないんです」とタキは言います。「これは、大成功を収め、ウォルトがウォルト・ディズニースタジオを設立するのに十分な資金を提供することとなった映画『白雪姫と七人の小人たち』に直接関係しています」
ディズニー・バケーション・クラブのキャストファミリーに加わる前に、タキは12年間同社のコーポレート・トラベル部門で働き、ディズニー・ボランティアーズプログラムの一環としてウォルト・ディズニースタジオ消防部門でボランティア活動を行っていました。
「緊急事態はあまり発生しませんでしたね」と、年間1000時間以上を捧げたボランティア活動について、彼は有難そうに振り返りました。「でも、ゴールデンオーク牧場での小さな山火事に駆けつけたことは覚えています - そこは、ウォルトが1950年代後半に映画のセットに造り変えた場所でした」タキは、コミュニティと世界クラスのサービスを重んじており、ディズニー・バケーション・クラブにどうしようもなく惹かれました。これらの価値観に対する彼の献身ぶりは、ディズニー・バケーション・クラブの戦略開発プロジェクトマネージャー、クリスティーナ・バウティスタの心を揺さぶり、「メンバーシップ・マジック・メーカー」シリーズに推薦されたのです。
「このシリーズのことを聞いたとき、すぐにタキのことを思い浮かべました」とクリスティーナは言います。「彼は、私たちのオペレーションチームにとって不可欠の存在です。ゲストとの繋がりを保ち続けようと努力する人には、それだけの価値があります。メンバーの皆さんが、タキに「こんにちは」と声をかけ、プレゼントまで渡すこともあると聞いています。心が温まる話ですし、それに値する人物ですよね。」
ディズニー・バケーション・クラブでの13年間を通じて、タキはディズニー・バケーション・クラブのアドバイザーやガイド(メンバーシップに興味を持つゲストと最初に接するキャスト)から、プレビューセンター・アシスタント(オープンツアーの管理担当)まで、幅広い役割を担って来ました。
彼自身がメンバー(2003年から)だった経験や、マジック・メーカー(25年を迎える)としてのモチベーションを振り返りながら、タキはディズニー・バケーション・クラブの「おかえりなさい」という挨拶や、現在ストリーミング配信されているディズニー・バケーション・クラブのテーマソングを(おそらく無意識的に)口ずさんでいました。
「皆さんのお世話をすることがディズニーのすべてです」と彼は言います。「もともと、人を喜ばせるのが好きなので、私にとってはまさに自分の居場所にいる感じなのです。」
メンバーシップ・マジック・メーカーのプロフィールは、メールマガジン「メンバーシップ・マジック・インサイダー」、ディズニー・パークスブログ(DisneyParksBlog.comの「ディズニー・キャストライフ」セクション)、およびディズニー・ファイル・マガジンの各号で、毎月ご紹介していきます。