ウォルト・ディズニー・アーカイブス
ヴィン・M・カーン
作
ウォルト・ディズニー・アーカイブスにおいて、ディズニー・パークの思い出の品々は、研究対象として特に興味深いものとなっています。過ぎ去りし時をデザインしたこれらのオブジェは、感情の記憶や瞬間のかけらであり、私たちが大好きな楽しい場所を訪れた時のことを思い出させてくれます。
私たちアーカイブスのスタッフが特に興味を持っているのは、パーク&リゾートのエフェメラ紙です。メニューやチケットの半券から、塗り絵やパークマップまで、アーカイブス・コレクションは、1950年代半ばのディズニーランド・パーク創設までさかのぼる、印刷メディアの遺産の宝庫です。
そこで、時計の針を少し戻して、電子メールやテキストメッセージ、ソーシャルメディアへの投稿よりも郵便物が今より少し重みがあった、よりシンプルな時代へとタイプスリップしてみましょう。厳選されたウォルト・ディズニー・ワールドのヴィンテージ・ポストカードを通して、ディズニー・フォート・ウィルダネス・リゾート&キャンプグラウンドの素朴な風景をもう一度見てみましょう。
切手を用意できましたか?お気に入りのペンは用意できましたか?では、往年の思い出の引き出しを開けて覗いてみましょう!
200周年記念 夏の宣伝用ファンカード 1976年
キャンプグラウンド入り口のマーキー付近でゲストをお迎えする、フロンティア・ベスト姿のミッキーマウスです。
記念ポストカード 1980年代半ば
このリゾート地の写真の組み合わせは、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートが長年にわたって知られるようになった幅広い(そして...愉快な?)いくつかの見どころが満載です。私たちの調査によると、このポストカードの左下にあるパイオニア・ホールの写真は1974年のもので、その他の写真は1983年のものです。
記念ポストカード 1970年代後半
このポストカードには、「フォート・ウィルダネスでは、休暇を過ごすゲストが森に囲まれたキャンプグラウンドでくつろいでいます」と、自然に完璧に囲まれている様子が嬉しそうに描かれています。
(テーマに沿ったバルーンの装飾は任意のオプションです。)
記念ポストカード 1970年代半ば
乗馬やトライサークルDランチでの忘れられない動物との触れ合いを含むアウトドアレクリエーションは、当初からキャンプグラウンド運営の重要な理念でした。
記念ポストカード 1980年代半ばフォート・ウィルダネスで見られる素朴な楽しみを称える画像をもう1つ集めてみました。このリゾートが、あらゆる年齢層の冒険家たちに魅力的なアクティビティを提供しようと努めてきたことが浮き彫りになっています。(シマリスもいます!)。このポストカードの左上のセトルメント・トレーディング・ポストのスナップ写真は1976年のもので、その他は1983年のものです。
記念ポストカード 1970年代初期
カヌーはいつからこの歴史的リゾートを探検していたのでしょうか?この場所がオープンするのは1971年11月になってからでしたが、この初期のポスカードに使われた広報写真は、キャンプグラウンドがまだ建設中だった1971年4月に撮影されたものです。
このポストカードに使用された1973年のスナップショットは、リゾートのキャンプファイヤー・プログラムの黎明期を物語っています。夕暮れ時に開催されるこのイベントは、歌やゲーム、サプライズ・エンターテインメントなど、昔ながらの伝統行事として親しまれてきました。
ディズニーのリバー・カントリー・ウォーター・パークは、1976年から2001年まで、この昔ながらの水泳場が提供する素朴な楽しみを満喫するトムとハックのような人々にとって、まさに楽園でした。この1978年の記念写真には、パークの「ワクワクが詰まった11エーカーの広大な敷地」が凝縮されています。
リゾートの初期には、2台の行商ワゴン(通称「ファニー・オールド・トラック」)がキャンプグラウンドを移動しながら雑貨などさまざまなものを売っていました。1つは車の部品のスペアから作られたもので、もう一つは1928年フォード・モデルAAの本物のアンティークでした。
セトルメント・トレーディング・ポストで買い物をする際は、いつでもチェッカーゲームを楽しむことができました。鷹の目をお持ちの方は、この写真が前ページの合成カードの類似ショットと一致することに気づかれたことでしょう(ただし、集中しているカウボーイは帽子を失くしてしまっています)。