ディズニーのディテールには様々な形がありますが、私は通常、3種類に分けて考えています。1つ目は、「隠れているように見えて、実はすぐ見つかるような 」ディテールです。これまで vlog を購読したり、ディズニー・ファイル・マガジン を読んだり、あるいは、自分の持ち合わせている読む能力をフェニキア人に感謝したことがなかったとしても気づくことのできるディテールです。たとえば、ツリー・オブ・ライフに刻まれた動物たち。グリズリー・ピークの「グリズリー」の由来となった岩層。トイ・ストーリー・ランドにそびえ立つおもちゃたち。これらは比較的簡単に発見できるようにデザインされており、シーンを明白に設定するようなディテールで、皆さんのさらなる探索心を刺激するよう願いが込められています。
次に「セカンド・リード」、つまり、よく見て初めて気づくことのできるディテールです。ストーリーブック・サーカスの舗道のピーナッツ。フロリダの(そして東京の)ホーンテッド・マンションにあるチェスの駒。ビッグサンダー・マウンテン・レールロードが走る周囲に散らばる、「Lytum & Hyde」のような名前の会社の採掘用爆薬が入っていると記されている木箱。
最後は、「知る人ぞ知る」カテゴリに含まれるものです。つまり、少し説明が必要なディテールです。メインストリート駅構内のカチカチという音(ウォルト・ディズニーがディズニーランドで行ったモールス信号による奉納演説)。ディズニー・ウィルダネス・ロッジの暖炉の層状の岩(グランドキャニオンのサウスリムの地層を地質学的に表現したもの)。ディズニー・ハリウッド・スタジオの不動産オフィスの上にある「賃貸オフィススペース」の看板(ウォルト・ディズニーがカリフォルニアで最初に賃貸オフィスを借りたことにちなんでいます)。
私のお気に入りのディズニーの開発場面では、それらのカテゴリごとにディテールが示されているので、ディズニー・ポリネシアン・ヴィラ&バンガローに新たに建設されるアイランド・タワーのモデルルームの中を初めて見たときは、とても嬉しく思いました。この愛されるリゾートで宿泊施設を増やしたいというメンバー様のご希望に応えるため、新しいタワーのヴィラには、ディテールにこだわったさまざまな工夫が凝らされています。例えば、一見しただけでは気づかないようなさりげない『モアナと伝説の海』のシーン(本誌の表紙と裏表紙の鮮やかな壁画のイメージなど)から、よく見ると「陸」と「海」をテーマにした案内表示がさまざまな空間を定義していること、そして、ポリネシアの文化や伝統について、「よく知る人だけ」が複雑な物語を語ることができるような、複雑な細工が施された彫刻まで、さまざまな配慮が払われています。この先のページでは、そのモデルルームを、そしてそのディテールを、じっくりとご覧いただけます。また、ディズニー・ファイル・オンデマンドには、これらの同じ空間を動画で探索できるQRコードも掲載されています。
自然の要素を取り入れたロビーからウォーターフロントのバー&グリルまで、新タワー(今年12月オープン予定)のディテールは、次号のディズニー・ファイル・マガジンでご紹介します。それまでの間、私は、さらにディテールを探しに行ってきます。それと、そうですね、ドールホイップも。
Welcome home,
ライアン・マーチ(Ryan March)
ディズニー・ファイル編集者
重要情報:テーマパークへの入場は不動産所有権の一部ではなく、別売りのチケットが必要です。本誌でご紹介するオプションの一部は、メンバーシップ・エクストラ の一部で付随的特典です。この特典を受けるためには、新規メンバー様がディズニーから直接購入した150以上のバケーションポイントに値する所有権を有することが条件となり、これらの特典は使用状況に応じてのご提供となり、変更や終了される場合、多くのメンバーシップ・エクストラは、有効なディズニー・バケーション・クラブのデジタル・メンバーシップ・カードとそれに対応する有効な写真付き身分証明書でメンバー様であることを証明する必要があります。 詳しくは、https://www.disneyvacationclub.com/jpmemextraspolicyを御覧ください。